新刊案内
大塩平八郎の乱からまもなく、越後で起きたもうひとつの史実に光を当てる
『落花の雪 — 生田萬の乱』





装画 茂本ヒデキチ氏 *不許複製 作品は著作権で保護されています。
江戸天保年間、大塩平八郎の乱につづき幕府を震撼させた生田萬(よろず)の乱。徳川将軍家親藩・伊勢桑名藩の飛び領である越後柏崎で、「尊王救民」の旗を掲げわずか数人で決起した浪人たち。米の凶作に追い打ちをかける米価高騰のからくりが、幕藩体制を深く蝕んでいた。
この物語は、生田萬、渡辺崋山、平田篤胤(あつたね)の3人の幕末異端児の出会いから始まる。天保の大飢饉の最中に、幕府老中の水野忠邦、伊賀衆の血を引く桑名藩家老の服部半蔵、江戸高輪の豪商千波太郎兵衛はじめ老獪な面々が暗躍し、金と欲の謀略に操られる米相場。
幼子を川に流し、娘を売り、飢えて行き倒れる米所の領民を救う手立てはあるのか——。上州館林、尾張、水戸の脱藩浪士が、困窮する越後へ踏み入った。
はたして暴挙か、義挙か? のちに越後の蒼龍(そうりゅう)と称した長岡藩家老、河井継之助の若き日に影響を与えたとされる生田萬の乱。その謎解きに挑み、幕末を駆け抜けた侍の鮮烈な生と死を描く。雪花舞う越後を舞台に、新しい時代への道が拓ける。

渡辺崋山筆「生田萬の肖像」毛武游記 / 国立国会図書館 デジタルコレクション
主な登場人物:生田萬(上州館林藩浪人)、渡辺崋山(画家・三河田原藩家老)、平田篤胤(国学者)、服部半蔵(伊勢桑名藩家老)、松平定永(伊勢桑名藩主)、水野忠邦(幕府老中)ほか、越後の良寛と親交を結んだ貞心尼も舞台回しとなる。生田と同志の浪人、桑名藩士、商人・農民まで、歴史書に忠実に実在の人物が登場する。
装丁:作品の表紙カバーに描かれた生田萬のイラストは、オリンピック・パラリンピックのプロモーションや、大谷翔平選手とのコラボレーション画などで知られる墨絵アーティストの茂本ヒデキチ氏による描き下ろし。作品の帯文「ほぼ史実、なのにドラマチック。あなたは生田萬を知っている?」は、長岡市出身の俳優で作家の星野知子氏が寄稿している。
<書誌情報>
『落花の雪 — 生田萬の乱』
著者・著作権者:横村 出
版元:新潟日報メディアネット出版部
出版年:2026年5月 初版第1刷発行
体裁・価格:ソフトカバー 352ページ 定価2,200円
ISBN:978-4-86132-903-6
新潟県内の書店での店頭販売のほか、全国の書店から注文取り寄せが可能。新潟日報メディアネットホームページと、取扱いのあるインターネット書店でも購入できます。また新潟県内にお住まいの方は、新潟日報の新聞販売店網を通じて送料無料でご自宅へ配達します。詳しくは出版元へお問い合わせください。


<販売注文受付中>
鎌倉市・島森書店
新潟市・紀伊國屋書店 ジュンク堂書店 くまざわ書店 未来屋書店 蔦屋書店 JR新潟駅ぽんしゅ館クラフトマンシップ
ECサイト・新潟日報メディアネット Amazon 紀伊國屋書店ウェブストア
